モンの日々思うこと

夢を持つことを強制される世界って何なの?

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 特に子供の頃から就職活動中の20代ぐらいまで「将来は何になりたいですか」、「あなたの夢は何ですか」、「10年後はどうなっていたいですか」なんて、よく訊かれた。学校の先生や就職の面接の際に。 「5又は10年後はどうなっていたいですか」 は、未だに職場の評価面談で訊かれるけど。

 幼稚園、小中学生の頃は、何になりたいのかわからなかった。夢って言われても、うーん、わからないって感じ。ただ、卒業文集とか写真集とかに書かないといけなかったので、特になりたいものは無かったけれど、周りに合わせて適当に書いた。子供の頃は、女子はお花屋さんやケーキ屋さん、教師とか看護師を挙げている人が多かった。男子ならスポーツ選手、会社員、医師とかだった気がする。

 2020年度の小学生が「将来なりたい職業」(資料参照先:日本FP協会)は、女子は1位が「薬剤師」。2位以下は「看護師」、「保育士」、「医師」、「獣医師」と続く。私が小学生の時と違っているのは 女子では「薬剤師」「医師」が上位に挙がっていることかな。獣医は当時も人気だったと思う。 男子は1位の「サッカー選手・監督」を始め2位以下は「野球選手・監督」、「医師」、「会社員・事務員」、「ゲーム作成関係」、「ユーチューバー」と続く。 私が小学生の時と違っているのは、時代を反映した「ユーチューバー」 。あと意外なのが 「サッカー監督」 が上位に入っていること。当時はサッカーに限らずスポーツの監督になりたい小学生は周りにはいなかった。

  「将来なりたい職業」 は、身の回りの知っている職業で気になるもの、人によってはなりたいものが挙がっていた。でもね、私は「教師」「看護師」「花屋」や「ケーキ屋」になりたいと思ったことはないし、正直訊かれても特になりたいものはなくて困っていた。本を読むのは好きだけど、「本屋」になりたいとは思わなかったし、ゲームも好きだけど「ゲーム作成関連」の職業に就きたいとも思わなかった。学校では「理科」は得意で好きだったから、何となくそれを活かしたことをしたいとは思っていたけれど。でもその程度で、具体的にこれにる!なりたい!というものもなかった。

 私が子供の頃は、まだ日本経済は成長が続いていて、親世代は共働きではなく、男性が大黒柱として働いていた。当時はいい大学に入り、(男性は)大企業に入り、結婚して子供を持ち、家を持つことが世間の大半が考える幸せの形だった。「世間の考える幸せな夢のカタチ」があったと思う。私は、世間は世間、自分は自分と思う方だったけれど。だからなのか、特になりたいものは無かったかな。「 5又は10年後はどうなっていたいですか」 の質問だって、何年も先の事なんてどうなっているかわからいないよ!と思っていたし、今でも5年や10年先なんて私どころか、世間もどうなっているのか、わからないと思っている。自分の取り巻く環境に合わせて変わっていくだけじゃないの?って思う。1年先ぐらいなら、まだ想像も付くけれど。どうなっているかは、やりたい事をやって、やった結果として付いてくるだけでは?

 それに、小学校か中学校?の時に自分の人生を老後まで時系列で想像させる授業があったけれど、何十年も先のことは、本当にわからなかった。結婚をしているかもわからないし、小中では結婚をして所帯を持っている自分を全く想像できなかった。当時はまだ遊びたいし、結婚をしたいと思ったことも考えたこともなかった。ましてなりたい職業も分からないし、その年代で老後をまで想像するのは時間の無駄だと思っていた。事実それなりに年を取って振り返っても、当時のその授業は全くの時間の無駄だと思う。自分も取り巻く世界も絶えず変わっていくのに、年十年も先のことを考えることに、何の意味があるのか。当時の自分に声をかけるなら、何十年も先のことを想像する前に、今を楽しく生きろ!と言いたい。

  「世間の考える幸せな夢のカタチ」があり、何となく大半が知らずにそれに流されていた時代(今でも?)でさえ、私は 「あなたの夢は何ですか」、「10年後はどうなっていたいですか」 の答えがわからなかった。それに「夢を持たなければいけない」圧力を感じていた。夢を持つこと、5年、10年後のなりたい自分を持つことを強制されている、そんな気持ちがして、これって強制されることなの~?って思っていた。

 今の学生さんや若い人たちも同じ思いの人がいると思う。私が子供の頃と違って、今のほうが 「あなたの夢は何ですか」、「10年後はどうなっていたいですか」 の問いに答えるのは困難かもしれない。今は情報に溢れている。職業に何があるか、より多くを知れる環境にあるし、その分選択肢が多い。それに「世間の考える幸せな夢のカタチ」 という設定されたものが無い。自分のしたいように、自分らしく生きろ!となって、世間の考える幸せのカタチの枠がぼやけて自由になった、けれど、それで逆に困っている人もいるのではないかな。

 夢を持たなければいけない、5年、10年後のなりたい自分を持っていないといけない。そんなことはないと思う。考える必要は多少はあるとは思うけれど。考えてよくわからなくても、分からないなりに、人は嫌なことから距離を置こうとするし、夢と言うほどでもないけれど、より興味のある方向へ流れていくと思う。少なくとも 夢を持つことを強要される筋合いはない。訊いている方は良かれと思って聞いていると思うけれどね。将来像を明確にして、それに向かって走ろ、ってことかな。また、時間を無駄にしないようにと言いたいのかな。時間が貴重なのは、思いっきり同意するけどね。ただ、考えても分からないこともあるよ、夢を持つことを押し付けないでと言いたい。

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  まったねー

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