私は旅行好きで色んな場所に行っていますが、今回はその中でもよかった観光列車を3つピックアップ。
まずは1つ目、これぞ観光列車!というなかでも、列車内も素敵で、列車が走る路線も景色も素晴らしかった列車から。
特急は「はやとの風」、「いさぶろう・しんぺい」。これは分けることが出来ない…。「はやとの風」と 「いさぶろう・しんぺい」 は乗り継げるので、 纏めて乗って欲しい列車。
「はやとの風」鹿児島中央駅から吉松駅まで鹿児島県を走る観光列車。SLを思わせるような漆黒のボディー。やわらかな木のぬくもりが感じられる社内。車窓からは錦江湾と桜島を眺めることができます。錦江湾の水際を列車が走り湾の向こうに桜島が。肥薩線最古の嘉例川駅と大隅横川駅も止まります。どちらもレトロな駅舎が素敵で、嘉例川駅駅舎は明治36年(1903年)に開業。大隅横川駅も同じ年に横川駅として鉄道院が開設し、大正時代に名称を大隅横川駅に変更。太平洋戦争時の機銃掃射の弾が貫通した跡がホームの柱に残り、戦火を乗り越え開業当時の姿を残しています。周辺には今は何もないですが、こんなところにまで戦争時の銃痕が、って思いましたね。
それから、列車旅といえば、駅弁。 「百年の旅物語かれい川」も昔懐かしい感じの味が詰まっていて良いです。地ビール飲みながら駅弁を調べてみたら、今って「はやとの風」 車内で事前予約の社内販売になっていて、ちょっとびっくり。以前は 嘉例川駅でのみ売っていたと思うので。売り切れて買えないこともなくなったので、便利になりましたね。
そしておすすめの観光列車の「いさぶろう・しんぺい」 は 「はやとの風」 からも乗り継げます。鹿児島県の「吉松駅」から熊本県の「八代駅」間を走る観光列車。
「いさぶろう・しんぺい」 のボディーは赤、車内は木のぬくもりを感じる仕上がりですが、こちらは「はやとの風」とはまた一味変わった違った雰囲気です。よりレトロな感じ。車窓からは霧島連山やえびの盆地を望む「日本三大車窓」が!車窓からの眺めがめっちゃよかったです!山岳の絶景!この列車は数々の絶景ポイントに差し掛かると列車は減速や一時停車をし、山岳風景をゆっくり楽しませてくれます。また、見どころはループ・スイッチバック。スイッチバックは前進後退を繰り返して急こう配の坂を上る方法で、また山の周りを旋回しながら登るループ線の走行を楽しめます。このルートの車窓からの眺めは最高でしたね!
霧島は温泉も良かったです。このルートは車窓からの眺めも良く、観光列車ならではの特別感で非日常を味わうことが出来ます。鹿児島も熊本も食べ物も美味しいです。黒豚、きびなご、さつま揚げ、マグロ、馬刺し等。お酒はやっぱり焼酎。
ここまで書いてなんですが、どうやら今は…、
「いさぶろう・しんぺい」 は 2020年7月豪雨の影響による肥薩線不通に伴い、現在は博多~門司港間で運転。 「はやとの風」 は2020年9月19日より当面の間、運転を見合わせ…。となっていました。早い復興を願うばかりです。
旅はやっぱり思い立ったが吉日。災害やら、今なら新型コロナウイルスのパンデミックで行きたかった場所、乗りたかったものが無くなることもあります。コロナの影響が旅行業を直撃し、旅館業も厳しいから、旅館によっては廃業も…。海外でも観たかった歴史的建物が火災や紛争で無くなったり、行けなくなったり。そのうちになんて言っていると行けなくなるし、行かない。行ける時に行きましょ!
残りのおススメの観光列車は、また別日に書く予定です。

まったねー