モンの日々思うこと

かき氷と夏の思い出

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 猛暑が続いていますね…。8月3日の最高気温は新潟県三条市の39.1℃を記録。

暫く全国的に35℃を超える猛暑が続く予報が出ている。

 何とか涼しいことを考えようかな。昨日から食べ物シリーズをやっていますが、引き続き食べもので。

 夏で涼を感じられる食べものと言えば「かき氷」!

 どうやら「かき氷の日」なんてものもある。それは7月25日で、かき氷は「夏氷(なつごおり)」とも言って、「7(な)2(つ)5(ごおり)」という語呂合わせからみたい。

 夏に氷に蜜をかけて食べる歴史は古く、平安時代の清少納言の『枕草子』では削った氷に蔓草の一種である甘葛(あまかづら・あまづら)といってはちみつに似た甘味料を金属製の椀に入れた氷にかけて食べていたようです。といっても、食べることが出来たのは一部の貴族階級のみで、庶民が氷水を口にできるようになったのは明治時代になってからのようですね。冷凍庫付き冷蔵庫が一般家庭に普及したのが1960年代で、1965年に日本国内での冷蔵庫の普及率は約50%。2ドア式冷凍冷蔵庫が一般化したのが1970年代。それから一般家庭でも氷を作ることができるように。

 「夏に氷を食べる」で思い出すのが、スタジオジブリ作品の「蛍の墓」。あまり説明も要らないくらい有名なアニメ映画。第2次世界大戦末期の日本で必死に生き延びようとする、孤児の兄妹の物語。そのワンシーンで、兄の清太が屋がノコギリで切った時に地面に落ちたの削りカスを手に取り、栄養失調で弱った妹の節子に食べさせてあげるシーンかな。 屋さんが氷を届けていたのは裕福な家だと思われます。1940年前半ぐらいなので冷蔵庫は一般家庭にはもちろんなく、太平洋戦争後半で物資不足時に氷を買えるぐらいに。一方で食べていくことも難しい孤児の兄妹が、氷の削りカスを手に取って食べたのが印象的でした。涙なしでは観れない作品。

 私が子供の頃は、氷を削ってカラフルなシロップをかけたものが大半だった。いちご味のシロップとか、メロン味のシロップとか。今でも夏の祭りの屋台では見かけるかな。入れ物は発泡スチロールの薄いカップが使われていたけど、今も同じかな?10年後はカップも環境問題から変わっているのかな。

 子供の頃は家でもかき氷器で氷を削ってシロップをかけて食べたな~。氷を削るのが楽しかったし、家でかき氷を作って食べたのは良い思い出です。祭りのかき氷も。

 今では、かき氷も高級化して、天然氷に果物をそのまま蜜にしてかけたかき氷とかもある(1,500円から1,800円ほど)。東京の有名なかき氷屋さん。ちょっと高いかなと食べる前は思ったけれど、食べたら値段にも納得した。めちゃくちゃ美味しい。果物を熱して砂糖を入れればジャムみたいになってしまうけれど、まったくジャム感もなく、美味しかった。これは家庭で作るのは無理だし、他のお店ではそのお店のようなかき氷はなかなか出来ないものだった。それだけ付加価値が高かった。また、世界各地のかき氷も人気ですね。台湾の果肉がたっぷり乗った「マンゴーかき氷」、漢方の医食同源を取り入れたかき氷「シェファーピン(雪花氷)」、ふわふわの氷の上にたくさんのトッピングをのせた韓国のかき氷「ピンス(氷水)」。

 氷の価値も時代とともに変わったよね。保存が難しかった時代は高級だった氷だけれど、一般家庭でも冷凍庫が持てるようになって氷は身近に。氷自体は安くなったけれど、 天然氷は入手が難しく希少価値は高く、かき氷も果物を蜜にしたり、見た目を華やかにしたりして付加価値を付けて高級化。豊かになったよね。 氷を削ってカラフルなシロップをかけたものから、今のかき氷まで。これから更にどんな進化をするのかな?

 ブログを書いている内に抹茶かき氷が食べたくなった、あずきと白玉が乗った。定場の果汁たっぷりのいちごのかき氷も捨てがたい。

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  まったねー

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